ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2023/10/25

バリバリと空気まで裂けるような雷鳴がとどろき肝をつぶした矢先に、決壊したダムの真下にでもいるかのような勢いで突然の大雨に見舞われた。雨だか雹だかわからない大粒の冷たい何かによって、あっという間に窓が覆われ外が見えなくなった。慌てて家中の隙間を確認しに階段を上り下りする。タクシーで帰るしかないかなあ、とまだ会社で働いている同居人から状況を飲み込みきれていないLINEが届いた。築45年の2階建ての貸家がガタガタと揺さぶられている。