向かいの家から聞こえる物音が夢と現との渡し船になった。しゃ、とシャベルが差し込まれ、どさ、と傍に寄せられる、雪の座り位置の移り変わりをまだぼんやりとした頭と耳で感じ取る。ベッド近くの窓から見える隣屋根は真っ白で、おかげで寝室までピカピカと…
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