ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

海の淵まで逃げ去りたい

6月19日。死は誰にでも等しく訪れる。だからよりよい最期にしたい。という考えが行き着く先に、絶対的な教えや存在に身を捧げる生き方があるのではないか。血が流れ、心臓が止まり、肉体が朽ち果てることは、何も恐ろしいことではない。それは階段をのぼり、トンネルを抜け、門をくぐる行為にも等しく、向かう先は終わりのない暗闇ではなく救いが待つ光だ。…などと解釈することもできるか。今のところまだ死は怖いし怖いままでいいとも思う。ただ死が怖くない人たちの話を聞くと興味は湧く。終わった後にどうなるかまで考えが及ばないなりに、この人生における身の振り方に頭を悩ませる。少なくとも不必要に脅かされる機会は減らしたい。高圧的な態度からも、理不尽なできごとからも、ずっとずっと距離を置きたい。