ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2024/3/14

太陽を逃すまいとベッドシーツを洗う。竿いっぱいに身を預けた白い布地がたふたふと風に揺れている。自分で自分を省み、見出した陰影や手触りを言葉に落とし込むとき、息をしている感覚はないのに脳は縁まで研いでいる。削ぎ落としたものに大切なものは含まれていなかったか。しかしだとしてあとの祭りだ。荒井裕樹『まとまらない言葉を生きる』を読む。今読めてよかった。

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