ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2024/4/25

無人のAI自販機が甲斐甲斐しくコーヒーを淹れてくれるのを待ちながら、地面のはるか上から薄灰色に霞む街を見下ろす。高層ビルの中は空気が薄く、カフェインもいつもより早く回る。それは一昨日の話で、今日は家にいて、オフィスには行けずじまいで、仕事は休んだ。漫画『宝石の国』を一気に全話読む。役割も責任も見栄も評価もなんにもない、静かに明るく柔らかな場所で、ただそこにあるだけでいいなら。どれほど。