ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

手指のすきまから

5月18日。そこそこ気を張って準備していたことが山に喩えれば6合目くらいまで進んでほっとしたのも束の間、それじゃあ甘いと態度やら考えやらをピシリと正されるような場面に遭い、このまま走っていけば目的地にたどりつけるだろうと朝方抱いていた期待はあっけなくも砕かれ、帰路につく頃には干上がってすかすかな胸の内になっていた。

石ころだらけの坂道を心が転がりおちていく。没頭している最中はそれなりに楽しく、持ち前の責任感もあいまって、結局やるにはやる。そうわかってはいるけれど、ただ何もかもどうでもよくなるときがふとあって。この勢いのまま後戻りのできない選択肢に踏み切ってしまえば、いっそ腹をくくれるんじゃないかとも思う。

右肩下がりの気持ちが地べたにたどり着いた。もっと鮮やかに夢を見た方がいい。