ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2024/4/13

昼前までしっかりと寝る。爪を塗り直して外へ。バスで行くのは文字通り地に足が着いていていい。地上に近い乗り物ほど好ましく思う。今この瞬間どこを走っているのか、目で見てわかるのは身の丈に合う。

遅めのお昼に天麩羅バーガーを川辺のダイナーで。出汁の風味の効いたたれがぎゅっと口腔をとろかしてくれる。勧められて足したトッピングのピクルスもいい差し色になっていた。食後のコーヒーを片手に雑貨屋や食器屋を覗いて回る。蔵前も数年前より洒落た店が増えた。円安の影響か、行く先々で海の向こうの言葉を耳にした。

空の縁が橙に滲んできたあたりで新橋に移動。これでもかと居酒屋が敷き詰められた通りを人混みを抜けるように進んで奥の暗がりに潜むスペイン料理屋へ。この豆の料理おいしい、持って帰りたい、と言う友人の、髪色はすっかり明るくなっていた。