ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2024/4/15

昼は鯖の味噌煮としめじと牛乳のパスタ。夕方にジムで入会の手続き。金髪に黒縁眼鏡の細身の店員さんが案内をしてくれた。春はキャンペーンが盛んな様子。せめて半年は続けたい。

外に出て車や人が行き交う通りを歩けば、ここにこうしていることの現実味を思い出せる。今朝は津波に溺れる夢を見て、息を荒げて目を覚ました。

さっきまで友人たちと楽しく戯れていたのに、今はもうみんな頭まで波にさらわれて、こんなにあっけなく、一瞬で、命が、そんな、死にたくない。口に流れ込み息を塞ぐ水を吐き出そうともがいたらベッドの上だった。

呼吸を整え、本当でなかったことに安堵し、しかし彼女たちはどうなったのかと、冷や汗の滲む額に手を当てて考える。あれは、さっきまで目蓋の裏にあったあの光景は、いつかどこかで出くわした事実なんじゃないか。私だけが、こちらにたどり着いたのだとしたら。

今生きているこの時間ただ一筋がまったくこの世の理だとするのも不可思議に思える。目に映るものがすべてだと言うならば、それは瞳をあまりに信じ過ぎている。