ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

五本指の段差

5月12日。寝ぼけた四肢を湯船に沈める。昨夜は体が内側から痛く、少しだけ休もうとベッドに横たわったらもう朝だった。そんな風に眠ったもんだから睡眠の質もよくなかったのだろう。熱い湯を浴びてもいまいちシャッキリとしない。

多少の個人差こそあれ、天候に心身が影響を受けるのは誰しも。だとすっかり信じていたがそうでもないらしい。気圧が低くてしんどいから薬飲みながら働いてます、と同僚に笑ったらたいそう心配されて、こっちが目を丸くした。

サイコロの出目よりよっぽどの確率で不調を覚えるのが通常。ではない他人とも対等にレースを走らないといけない。そう考えると持って生まれた諸々がわずらわしい。とはいえ種々のハンデがあるとも想像はつく。外からは見えにくく、本人には当たり前な、それぞれにとっての。