ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2024/1/31

朝はそこまでつらくなかったのに日がのぼりきる頃にはもうぐったりとして日がかげる頃にはすっかり鬱々としていた。ベッドにうずくまり目をつぶって、イヤホンから流れ込む情報を処理することに集中する。がんばりたい日にがんばれないのは苦しい。でも自然に人間が抗おうだなんて烏滸がましい。

振り返りがてらつらつらと所感を綴って早めに上がった。過去の思い出や面影を引き合いに出して自分への期待を高く持ちすぎてもしょうがない、というのがここ1ヶ月の総論。積み上げてきたものを無理に生かそうとするから空回りする。なんにもないところから走りはじめた気持ちで目の前のものを一つずつ乗り越えていくのがいい。培われたものは意識しなくたって体に染みついているから、自然とバネになってくれる。

元気がないときはふわふわの甘いものが食べたくなる。ホットケーキミックスにヨーグルトとみりんとバターと牛乳と卵を入れて混ぜ、フライパンに丸く広げて弱火でゆっくりと焼く。部屋中に甘い香りが満ちてくれるおかげで、どうにか精神の角度を保てていられる。黄色のお皿に盛ってはちみつをたっぷりとかけて食べたら表情に明るさが少し戻った気がした。

今晩のチャイに使う分の牛乳が足りなくなったのでコンビニへ。道中で体格のいい白猫と目が合う。近くのバーで飼われているらしく、店の入り口に置かれたペット用の小さな暖房器具の前で丸まっていた。これで近所で見かける猫は7匹目か。それぞれにあだ名をつけて勝手に呼んでいる。お世話をしている人からはなんと呼ばれているんだろう。