ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2024/4/11

昨日から頭がぼーっとする。風邪も疑ったが熱はない。こじらせるわけにはいかないから遅く出勤して早く退勤した。気晴らしにまだ明るい空の下を歩く。霊園の桜は散り始めていて、ベンチに腰掛けた膝に何枚も白い花弁が落ちる。がさりと音がして見上げると、ヒヨドリが枝を揺らしていた。

自分ができそうなことに目を輝かせてくれる他人がいる。その眼差しが支えだと思う。しかし意気込むのは控えたい。空回る姿がたやすく想像できるから。あれもこれもただの過程だ。気負わずさらりと終えればいい。自分で自分を貶めて、回り込むように保険をかけている。

鶏もも肉に塩こしょうとニンニクで味をつけ、小麦粉をまぶして両面に焼き目がつくまで炒めたら、しめじと一緒に牛乳と醤油その他で煮込む。パスタと和えるよりリゾットにする方がよかったか。昨日はブリを照り焼きにした。少しでいいから台所に立ちたい。何かはできると感じていたくて。