ことのあらまし

日々のあらまし、いつか平気になるための記録

2024/2/3

外苑前の地理がわからなくて大通りを逆に進んでいるうちに違和感に気づいて引き返す。留まっている車のどれもが週に一度は磨かれているのではと思うほどピカピカで、ここはそういう街なんだなと知る。うっかり小石でも蹴りつけようものなら恐ろしいことになりそうだから、なるべく歩道の内側を歩く。

公園の隣の敷地にあるハンバーガー屋で昼食。大ぶりなマッシュルームとチーズを揚げたものがほんのり甘味のあるふわふわのバンズに挟まっている。肉を食べたわけではないのにしっかりと満足感があってよかった。テラス席では備え付けの卓球台にまたがるようにして子どもたちがはしゃいでいた。

食後のコーヒーを片手に坂を下り、知人が在廊するギャラリーへ。普段は建築事務所として使っている空間を展示に用いるためアレンジしたらしく、赤や黄の鮮やかな板が等間隔に窓際に配置されている。色合いだけで想像すればこれらが主役になってしまってもおかしくないのに、自然と背景に溶け込んで、飾られている建築模型や設計図たちを支える空気として在るのが不思議だった。

服屋を見て回りながら表参道を通って原宿まで。軽くて暖かくて形のきれいなダウンがほしくてあちこち探したけれど目当てのものには出会えず。来週末の山形への旅行までにはなんとか調達したい。